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矛盾について(その76) ブログトップ

10月12日(火) [矛盾について(その76)]

 わたしだけが菩提の境地にいるのではなく、みんなが菩提の境地にいるのだと言いました。
 これはしかし菩提ということばの普通のニュアンスから大きくズレます。「菩提の境地にいる」とは、平たく言えば「救われる」ということです。としますと「みんなが菩提の境地にいる」ということは「みんなが救われている」ということです。しかし「救われる」ということばは、一方にまだ救われていない人がいて、他方にすでに救われた人がいることを暗黙のうちに前提していないでしょうか。
 そもそも宗教は救いを求める営みと言っていいでしょう。ということは、一方にまだ救われていない人がいて救いを求め、他方にはもう救われた人がいて助けの手を差し出すという構図です。やはり救われた人と救われていない人とがいるのです。「みんなが救われている」などと言いますと、そうした構図と真正面からぶつかりますが、このあたりはどう考えればいいのでしょうか。
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