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矛盾について(その210) ブログトップ

2月24日(木) [矛盾について(その210)]

 こんな自分のままで「いる」ことが肯定されていると感じられたら、「できる範囲でやれるだけやろう」と思えると言いました。
 どういうことか、身近なところで考えてみましょう。
 何かを「する」ことが自分に求められていると思えることは、それだけ自分が期待されているということですから大きな励みになります。ですから期待に応えなければならないと頑張り、それがうまく回っているときは充実感に包まれるでしょう。でもそれが順調にいかなくなりますと、周りから求められていることが重圧となってきます。求められていることを何とかしてこなさなければと気持ちは焦るのですが、焦れば焦るほど余計うまくいかなくなり、ますますプレッシャーを感じてしまう。この悪循環の中で「過労」となり、さらには「うつ」に移行していくケースがいっぱいあります。
 自分の「する」ことが自分の値打ちを決めると思いますと、何としてもみんなに注目されるようなことをしなければなりません。ところが世の中「なるようにしかならない」のが現実です。これは何かをしなければならないという焦りの中にある自分にとって、目の前に立ちふさがる巨大な壁です。その壁の前で無力感に押しつぶされそうになります。そのとき、自分の「いる」ことが、ただそれだけで肯定されていると感じられるかどうか。自分の「する」ことではありません。「する」ことは残念ながら肯定されないかもしれない。でも「いる」ことが肯定されていると感じられれば、「なるようにしかならない」ことが、これまでとは反対に福音となるのです。
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