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矛盾について(その295) ブログトップ

5月25日(水) [矛盾について(その295)]

 この世に「いる」ことは「このまま生きていていいのか?」という問いのかたちを取って意識に上ります。そしてそのとき「そのまま生きていていい」という声が聞こえるかどうか。「そのまま生きていていい」の声が聞こえませんと、「このまま生きていていいのか?」という問いの前に吊るされ続けます。でも「あなた」からその声が聞こえさえしたら、どんな窮地にあっても、前に向かって一歩を踏み出すことができるのです。
 ぼくらは何を「する」にせよ、「この世にいること」が肯定されていることが必要で、それは「あなた」から与えられるのです。「あなた」から「そのまま生きていていい」の声がするから、「こんな自分だけれど生きていていい」と感じることができ、それを力にして「思わぬ躓き」も乗り越えていくことができるのです。そして「あなた」はいつでもどこでもいます。「あなた」なんかどこにもいないと言う人は「あなた」に気づいていないだけなのです。
 これにはしかし異論が出ることでしょう、何の根拠でそんなことが言えるのかと。
 根拠となるかどうかは分かりませんが、これは言えます。ぼくが紛うことなく「あなた」を感じたことがあるということです。としますと、他のどなたも「あなた」を感じているに違いありません。念のために再度申し添えますが、「あなた」は特定の誰かではありません。あるとき「そのまま生きていていい」というメッセージを届けてくれる人が「あなた」です。ですから、いつどこで誰が「あなた」となるかは全く分かりません。気がついたら、誰かが「あなた」となって、このメッセージを届けてくださっているのです。

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