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はじめての親鸞(その14) ブログトップ

1月10日(木) [はじめての親鸞(その14)]

 シカトされた子はとくに親しくしていた友人にメールしてみました、「どうしてみんな私を避けるの?」と。しかし返信がありません。思いあまってその友人の家まで出かけましたが、玄関で追い払われる始末です。これはもう自分だけでは何ともならないと、思い切って担任の先生に相談してみました。先生は心配してホームルームにかけてくださいましたが、その時間は針のむしろでした。そして逆効果だったようです。先生に相談したことで余計シカトはひどくなったのです。
 こちらが動けば動くほど事態は悪くなるばかりで、もうどうしていいのか分からなくなりました。
 ところがある日思いもかけないメールが舞い込んだのです。差出人はクラスメイトですが、名前を知っているぐらいでこれまでほとんど接触のなかった子です。その子が「よー、元気だしなよ」とメールしてくれた。たったそれだけですが、そのひと言が「そのままここにいていいんだよ」と聞こえたのです。次の日何も変わったことはありません。昨日と同じようにシカトは続いています。でも何かが決定的に変わった。メールをくれた子をさりげなく見やりますと、彼もまたさりげなく視線を送り返してきます、周りに気づかれないように。
 もうそれで十分です、救われたのです。
 何とかしてシカト地獄から抜け出そうとして、もがけばもがくほど余計深みにはまっていきます。アリ地獄に落ちたアリのようです。ところが誰かの何気ないひと言が一挙に救いをもたらしてくれた。これは何を意味するのでしょう。

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