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2013年11月14日(木) [はじめての『教行信証』(その109)]

 ノーマライゼーションの思想からユニバーサルデザインという考え方が生まれてきましたが、このユニバーサル(普遍)とは例外を作らないということでしょう。
 水道の蛇口は手で回すことにより開け閉めするようになっていますが、これだと指が自由に使えない人は操作することができません。それをレバー式にすることで使える人が増え、さらに手を差し出せば自動的に水が出るようにすれば誰でも使えるようになります。公共施設ではかなり普及してきましたが、こうした発想がユニバーサルデザインです。
 蛇口を手で回すことができない人を例外とすることは、一部の人を例外としているだけのようで、実は普通の人も例外扱いしてしまうのです。例えば手に怪我をしてしまったとき、蛇口をひねるのにも人の手を借りなければならなくなりますが、それが自動式だとどんなに助かることでしょう。
 先ほどの駅にエレベーターを設置することについても同じことが言えます。普段は身障者のためのものですが、足に怪我をして階段を上れないようなときには、誰でもその有りがたさを実感することになります。このようにただ一人の例外も許さず、すべての人を包み込むのが「普遍」です。
 弥陀の本願は「一般」ではなく「普遍」です。五逆も謗法も例外とされることはありません。

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