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「生きる意味」なんて人それぞれさ [生きる意味(その30)]

          第2章 「生きる意味」は人それぞれか?
(1)「生きる意味」なんて人それぞれさ
 前章で、「生きる意味」は自分で調達できるものではなく、他者からの贈り物だと述べてきました。ぼくらは「生きる意味」がなければ生きていけないのに、それを他者に依存しなければなりません。ぼくらには欠如があり、それを誰かに満たしてもらわなければ完結できないのです。 
 ぼくはぼくの欠如を誰かに満たしてもらい、その誰かはまた別の誰かに満たしてもらう。こんなふうに巡りめぐって結局みんなひとつにつながりあっている。これが「一人では生きていけない」ということばの深い意味ではないかと。
 ところが、こんな声がどこかから聞こえてきます。
 「きみは“生きる意味”が他者からの贈り物としてみんなに与えられているような言い方をしているけど、どうしてそんなことが言えるのさ?“生きる意味”があるかどうかなんて人それぞれだよ。きみにとって“生きているのは素晴らしい”かもしれないが、“はじめに”で登場した女子高生は“生きていたってしょうがない”と感じてるんだろ。一概に言えないよ。」
 この感覚は、道を歩いていて、誰かに突然「生きる意味は何ですか?」と問われた時、「余計なお世話だ」と感じたのとつながっています。「そんなの人それぞれだから、ほっといてくれよ」という感覚。

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