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正しい答えとは [生きる意味(その37)]

(8)正しい答えとは
 前もって答えなどなく、自分で答えを出していくしかないとしますと、自分の出した答えが正しいかどうかどうやって分かるのか、という疑問がでるかもしれませんが、これは問題集の問いしか知らない人の疑問です。
 目の前に現れてくる課題に対する自分の答えが正しいかどうかは、直ちに現実が教えてくれます。
 交差点で右折すればいいのか、左折するのか、それともそのまま直進すべきか、いろいろ検討して右折した。ところがその道は行き止まりだった。や、しまった、判断を誤った、といった具合に現実が誤りを正してくれるのです。
 答えはどこかにあるものではなく、作り出すものだということを述べてきました。もうひと言いっておけば、答えは一種の道具だと考えればもっと分かりやすいのではないでしょうか。これはアメリカのデューイという哲学者が言っていることですが、ぼくらの「考え」は、ぼくらが作り出してきたいろいろな道具と同じだということです。
 人間は森の木を切り倒すためにノコギリという便利な道具を作り出してきましたが、同じように生活上のさまざまな困難を解決するために「考え」という特殊な道具を作り出してきたのだというのです。答えが一種の道具だとすれば、その良し悪しは当面している困難を解決してくれるかどうかによって判定できます。
 良いノコギリかどうかは、それで木がよく切れるかどうかで判定できるように、良い答えかどうかは、それで目の前の困難がうまく解決できるかどうかでたちどころに判定できるのです。

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