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痛み [生きる意味(その42)]

(13)痛み
 「生きる価値」の方も人それぞれでしょうか。人によって「生きているって素晴らしい!」か「生きていたってしょうがない」か、それぞれに違うかどうか。
 「そうさ。さっき言ったように、それも人によってそれぞれだよ。きみにとって生きているのは素晴らしくても、あの女子高生には“生きていたってしょうがない”んだから。大体、“生きるって素晴らしいか?”なんて、それぞれが密かに考えることであって、人前でおおっぴらに言うことじゃないよ。」 
 突然ですが、ここで「痛み」について考えようと思います。痛みは、一番「人それぞれ」らしい顔つきをしているからです。
 ぼくの痛みは、まさにぼくだけの痛みです。ぼくの痛みをあなたが感じることはできませんし、あなたの痛みをぼくが感じることもできません。痛みはやはり「人それぞれ」のようです。
 でもそれを強調しすぎると変なことになってしまいます。ぼくが膝に強烈な痛みを感じて医者にかかったとします。ぼくがどれほど一生懸命痛みを訴えても、医者はその痛みを感じることはできません。当然のことです。でも、だからといってぼくの訴えが無駄になる訳ではないでしょう。
 医者は「どのあたりが痛みますか、どんな時に痛みがきますか?」などとぼくの痛みを細かくチェックしながら、その原因を特定しようと努力してくれるでしょう。頼りにしている医者から、「あなたの痛みをわたしは感じられませんから、どうしようもありません」などと言われたら、ぼくは途方に暮れてしまいます。
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