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集合的無意識 [生きる意味(その59)]

(30)集合的無意識
 ユングの「集合的無意識」がひとつの手がかりを与えてくれます。ぼく流にこのアイデアを解説しますと、ぼくらの心の一番外側は意識の層で、ここでは「ぼくの心」「きみの心」というようにはっきり区切られています。その境界が曖昧になると、その意識は病んでいると見なされます。
 ところが、一見皮膚で囲まれているように見える「ぼくの心」をその底に向かって潜行していきますと、次第に意識の光が届かない暗黒の世界、いわゆる無意識の世界に入っていきます。
 その暗闇の中を尚も進んでいきますと、驚くなかれ、底がないのです。閉じられていないのです。そして何と「きみの心」とつながっています。これがユングの「集合的無意識」です。
 こんな譬えはどうでしょう。
 冒険家がある湖の秘密を探ろうと、その底に向かってどんどん潜っていきました。もう光が全く届かない湖底に到達したと思って、ふと見ると、そこには横穴が開いている。そこを進んでいきますと、何と別の湖に出てしまいます。外から見る限り全く別々の湖なのに、底でつながりあっている!
 「ぼくの心」と「きみの心」はやはり別です。その境界がぼけてくると大変で、精神病院に連れて行かれます。でも、実はその深層ではつながりあっているのです。

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