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美味しいと感じられない! [生きる意味(その82)]

(13)美味しいと感じられない!
 ここで「美味しい」を取り上げてみようと思います。
 ぼくが「これ美味しいね」と言ったのに対して、誰かが「美味しいのかもしれないが、ぼくには残念ながら美味しいと感じられないんだ」と言ったとしましょう。それにどう答えるか。「あ、そう。それはお生憎さま」で済ますことはないだろうと思います。美味しさをことばで表現するのはなかなか難しいですが、ぼくの持っている表現力のすべてを動員して、この美味しさを伝えようと努力するに違いありません。
 ところが、次のような素っ気ないことばが返ってきたら…。
 「きみの説明は、まだそれを食べていない人には役立つかもしれないが、ぼくには何の意味もないよ。だって、ぼくはそれを食べた上で、悪いけど、美味しいとは感じられなかったんだもの。」
 「どうしてきみはこんなに美味しいものを美味しいと思わない?」
 「どうしてもこうしても、美味しいと感じないのはしょうがないよ。美味しいと感じたり、感じなかったりするのは理屈じゃないだろ?」
 「それでも、味が淡白だとか、逆に濃すぎるとか、何か理由があると思うけど。」
 「とにかく美味しいとは感じられないんだ。そうとしか言えない。」
 「とにかく美味しいとは感じない、はあんまりじゃないかな。そんなふうに言われたら、それを作った人はショックだよ。」
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