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所有できる人と所有できない人 [生きる意味(その106)]

(10)所有できる人と所有できない人
 誰かが「いる」ことに関わる真理を手に入れ、それを所有するということは、それを手に入れられず、それを所有できない人もいるということです。お金は努力して手に入れるものですから、誰かはそれに成功し、誰かはそれに失敗します。誰かが所有するということは、所有できる人と所有できない人が出てくるということです。

 「そうかな。みんなが平等に所有できるようにすることだってできるんじゃない?社会主義というのは、それを目指すんだろ?」
 「いや、社会主義は“私有”ということ自体を否定するんだ。誰かが所有するということを否定して、社会が所有しようというアイデアだよ。」
 「ふむ。そのアイデアを真理にも適用すればいいんだよ。社会が真理を所有する…。」
 「おい、おい、それは窮極のファシズムだよ」

 真理を「所有するもの」とすれば、やはりそれを所有できる人とできない人が出てこざるを得ないようです。
 「いる」ことに関わる真理とは、この世の「居心地の悪さ」を解消してくれるものでした。煩悩から解脱させてくれる真理です。そのような真理を誰かが所有し、誰かは所有しない、というのはどこかおかしいのではないでしょうか。

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