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しかし釈迦が仏教をつくった [生きる意味(その118)]

(22)しかし釈迦が仏教をつくった
 しかしその一方で、「すべてひとつにつながりあっている」というアイデアが釈迦に由来するという紛れもない事実はどうなるのでしょう。彼が仏教を始めた。これは疑うべくもない事実です。縁起とか無常とか無我といったアイデアは釈迦に負っています。
 その後幾多の人々によってその思想が深められ、あるいは歪められたとしても、仏教の基本が釈迦に由来するのは間違いありません。とすれば、やはり釈迦という人が縁起の法を悟ったと言わざるを得ません。
 ユークリッドが幾何学の体系を作ったように、釈迦が仏教を作った。ユークリッド幾何学は彼がそれを作って以来、人類の共有財産として受け継がれ、誰でもそれを学ぶことができます。仏教だって同じです。釈迦が悟った法は経典にまとめられ、それを読むことによって誰でも自分のものにすることができるでしょう。ユークリッドと幾何学、釈迦と仏教、何の違いもないように見えます。

 「おい、おい、一体何の話だよ、縁起の法だの仏だのと。“生きる意味”とどういう関係があるんだい?」
 「ごめん、本筋から外れてしまったような印象を与えたかもしれないね。だけど、あくまで“生きる意味”のありようを考えようとしているんだよ。“生きる意味”は、どこかに“ある”ものではなくて、どこかから“届く”ものだということをね。ところがぼくらはともすればどこかに“ある”はずの“生きる意味”を“手に入れよう”とする。そのことを縁起の法で考えているという訳さ。もう少しぼくの話に付き合ってくれないかな。」
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