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真理はことばか? [生きる意味(その120)]

(24)真理はことばか?
 としますと、真理は必ずしもことばで表されるとは限らないということになります。ことばという形を取らなくても世界そのものが真理だと。
 いや、それはおかしい、という考え方もあるでしょう。真理はことばで表されてこそ真理であって、ことばで表されない限り何ものでもないという立場です。
 釈迦が真理はあまりに微妙でことばにならないという理由から説法を躊躇したというエピソードも、「真理はことばだ」という立場から言いますと、ことばにできないということは実は何も悟っていないということになります。彼が語り始めたその時に彼ははじめて悟ったのだと。
 真理はことばか、それとも世界そのものか。ところで、真理がある以上、虚偽もあるはずですね。

 「そりゃそうだ。“三角形の内角の和は180度である”が真理で、“三角形の内角の和は150度である”は虚偽だね。」
 「それはふたつとも命題だね。とすると、真理とか虚偽とかは命題についてだけ言えるということだ。」
 「ふーむ。ちょっと待ってよ。もし“三角形の内角の和は180度である”という幾何学の定理が存在しないとしても、つまり誰もそのことに気づいていないか、あるいは誰かが気づいたがそれをことばにしなかったとしても、三角形の内角の和は180度であることは確かだから、その事実は真理じゃないかな。」
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