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世界そのものが真理 [生きる意味(その122)]

(26)世界そのものが真理

 「蒸し返すようで悪いけど、ニュートンが万有引力の法則を発見する前は、引力そのものがなかったのかい?」
 「いや、ニュートン的な見方で言えば、永遠の昔から引力はあったさ。法則というのは永遠不滅でなきゃいけない。でもニュートン以前的な見方からすれば、引力なんてものは昔も今も存在しないと言ってるのさ。」

 仏とは何かという問題から、命題(ことば)に表されてはじめて真理と言えるのか、それとも世界そのものが真理なのかという問題へと発展してきました。
 「真理はことば」とする前者の立場は、真理というものをぼくらが世界を説明するための道具として捉えています。ぼくらは真理を使って世界を説明することができ、月にロケットを打ち上げることもできる訳です。その場合、真理はことばです。ことばに表さなければ、それを道具として使うことはできません。
 でも、そのような「道具として使う真理」とは別に、「それを生きる真理」がありました。縁起の法は、それを道具として使って何かをしようというものではありません。ぼくらは日々縁起の法を生きているのです。この真理は、ことばに表さなければならないようなものではありません。ことばに表そうが表すまいが、ぼくらはそれを日々生きているのですから。

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