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一切善悪の凡夫人 [『正信偈』を読む(その56)]

           第8章 難の中の難、これに過ぎたるはなし

(1)一切善悪の凡夫人
                     8
  一切善悪凡夫人(いっさいぜんあくぼんぷにん)  一切善悪の凡夫人、
  聞信如来弘誓願(もんしんにょらいぐぜいがん)  如来の弘誓願を聞信すれば、
  仏言広大勝解者(ぶんごんこうだいしょうげしゃ)  仏、「広大勝解の者」と言へり。
  是人名分陀利華(ぜにんみょうふんだりけ)  是の人を「分陀利華」と名づく。
  弥陀仏本願念仏(みだぶつほんがんねんぶつ)  弥陀仏の本願念仏は、
  邪見驕慢悪衆生(じゃけんきょうまんあくしゅじょう) 邪見驕慢悪衆生、
  信楽受持甚以難(しんぎょうじゅじじんいなん)  信楽受持すること甚だ以て難し。
  難中之難無過斯(なんちゅうしなんむかし)  難の中の難、これに過ぎたるはなし。
 
 (現代語訳)「善人であれ悪人であれ、あらゆる凡夫が弥陀如来の本願を聞いてそれを信じることができれば、釈迦如来はその人を“すぐれた智慧の人”と呼び、また“白い蓮の華”と名づけられます。そのように、弥陀如来の本願と念仏は、よこしまな考え方を持ち、おごりたかぶった悪人であるわれらには、これを信じ保つことははなはだ難しいのです。これ以上難しいことはありません。」


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