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七高僧たち [『正信偈』を読む(その63)]

            第9章 印度西天の論家、中夏・日域の高僧

(1)七高僧たち
                9
  印度西天之論家(いんどさいてんしろんげ)  印度西天の論家、
  中夏日域之高僧(ちゅうかじちいきしこうそう)  中夏・日域の高僧、
  顕大聖興世正意(けんだいしょうこうせしょうい) 大聖興世の正意を顕わし、
  明如来本誓応機(みょうにょらいほんぜいおうき) 如来の本誓、機に応ぜることを明かす。

 (現代語訳)「インドの論家たち、そして中国・日本の高僧たちは、釈迦如来がこの世に現われてくださったほんとうの意味を顕かにし、弥陀如来の本願はわれら凡夫のためにあることを明らかにしてくださったのです。」

 全120句のうち、前半の依経段44句が終わり、これから後半の依釈段76句が始まります。この4句はその序文に当ります。
 これまでは『無量寿経』でしたが、これからは七高僧の著作が取り上げられます。ここで七高僧とその時代、そして代表的な著作を上げておきましょう。
  インド 龍樹 3世紀  『十住論』
      天親 4世紀  『浄土論』
  中国  曇鸞 6世紀  『浄土論註』
      道綽 7世紀  『安楽集』
      善導 7世紀  『観経疏』
  日本  源信 10世紀 『往生要集』
      源空 12世紀 『選択本願念仏集』
 このように時系列に並べてみますと、浄土の教えがいかに長い伝統の上に成り立っているかがよく分かります。


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