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難行と易行 [『正信偈』を読む(その77)]

          第11章 自然にすなはちのとき必定にいる

(1)難行と易行
               11
 顕示難行陸路苦(けんじなんぎょうりくろく) 「難行の陸路、苦しきことを顕示して、
 信楽易行水道楽(しんぎょういぎょうすいどうらく) 易行の水道、楽しきことを信楽せしむ。
 憶念弥陀仏本願(おくねんみだぶつほんがん)  弥陀仏の本願を憶念すれば、
 自然即時入必定(じねんそくじにゅうひつじょう) 自然にすなはちのとき必定にいる。
 唯能常称如来号(ゆいのうじょうしょうにょらいごう) 唯能く常に如来の号を称して、
 応報大悲弘誓恩(おうほうだいひぐぜいおん)  大悲弘誓の恩を報ずべし」といえり。

 (現代語訳) 龍樹は『十住毘婆沙論』においてこう説いています、「釈迦如来は、陸路を歩行するのは困難で苦しく、水路を乗船するのは易しく楽しいものと教えてくださいました。阿弥陀如来の本願がこころにありさえすれば、おのずからにして、そのまま正定聚不退の位に入るのです。ただただいつも南無阿弥陀仏を口にして、弥陀の本願のご恩を感謝せずにはおれません」と。

 龍樹讃の後半に入り、龍樹の浄土思想が解説されます。


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